貴殿は
1999年5月2日以来
Counter
人目の挑戦者だ

表  紙

更新履歴

新 日 記

全映画批評

映画批評・壱
2015年版
2014年  2013年
2012年  2011年
2010年  2009年
2008年  2007年
2006年  2005年
2004年  2003年
2002年  2001年
2000年  1999年

映画批評・弐

最低映画への
有罪判決

その小屋
どうだった?

徒 然 草

掲 示 板

007/ダイ・アナザー・デイ
監督:リー・タマホリ
出演:ピアーズ・ブロスナン/ハル・ベリー/トビー・スティーヴンス
2002年/英・米/133分/戸田奈津子/☆☆☆

批評 画の遊びは面白い

 北朝鮮に潜入したけど捕まった 007 が、捕虜交換で解放されたけど、機密漏洩疑惑をかけられて、その疑惑を晴らすべく(以下省略)

 毎度の事ながら、物語にリアリティは全くない。
 台詞も矛盾しまくる。地雷原だからホバーボートで移動するって台詞をうけて、ボンドは地雷原をホバーボートで逃走すると、追跡部隊は四輪車で追いかけてくる。どういうこっちゃ。
 宇宙空間からのレーザー砲撃などという途方もないビジュアルを用意しながら、それでやるのが韓国との間に広がる地雷原を焼き払うだけって、をいをい。

 まぁその程度の矛盾は許そう。なにせ 007 なのだ。どうせそんな部分を気にしていては仕方ない。
 面白いのはもっぱら遊びの部分。
 Qの部屋にある様々な小道具や、画の作り方を見て「あ、これは○○じゃないか!」と、オマージュを探すのには十分に面白い。


 ところで、この映画に不快感を表明した北朝鮮よ。この映画をもう一度よく見てみることをおすすめする。
 この映画の基本プロットを、北朝鮮の将軍 (軍部の大物、という表現の方が正しい) から見てみよう。

 敗退的西洋文化に思想汚染された息子が、浅ましき拝金主義者に成り代わっている。
 挙げ句の果てに暴走して韓国相手に戦争しかけようとする。
 それは反国家的行動であるから処刑しようとするが、逆に殺されてしまう。

 そう、この映画に出てくる北朝鮮の将軍は実にまともなのだ。おかしくなった息子は、堕落した西洋思想の権化なのだ。愛する息子を堕落させたのは、悪の欧米人なのだ。
 そういう風に見られるぞ、この映画は。

戻る