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ロード・オブ・ザ・リング
監督:ピーター・ジャクソン
出演:イライジャ・ウッド/イアン・マッケラン/リヴ・タイラー
2001年/米/178分/戸田奈津子/☆☆☆☆☆

批評 もっと見せろ!!見せてくれ!!


 なにが不満か。それは短さだ。短い。絶対的に短い!!
 そもそも今回映画化された「旅の仲間」は、小説にして全四冊もある。それを僅か3時間にまとめたんだからそりゃぁもう大変。
 物語は怒涛の勢いで進む。
 原作ファンは、それが気に入るか気に入らないかで評価が分かれるのではなかろうか?
 また、あまりの展開の速さ故に一部、説明不足になっている。そこを見逃せるかどうかが原作未読ファンの間での評価が分かれるのではなかろうか?

 大作娯楽映画主義を掲げる私には大満足な内容であった。



ここから先、ネタばれあり。



 小説とは細部かかなり違うが (正直、後半処理できるのか?という部分もある)、おおまかな流れは同じ。
 回想で語られるガンダルフとサルマンの対決が、回想ではなくなっていたりするがそれも些細な問題だろう。
 そしてこの対決こそ、B 級ホラー監督ピーター・ジャクソン節全開!!
 ピーター・ジャクソンのファンはこのシーンを見れば大納得すること間違い無し。彼は大作を撮りつつもそのスピリットを忘れることはなかった!!
 最期のアクションシーンも往年の名作「アルゴ探検隊」を彷彿とさせるシーンがあったり、画に対する遊び心も満点。こういう監督の映画は安心して、気持ち良く、先の展開−原作ファンであれば先の画を楽しみに出来る。

 これはビジュアルコンセプトに原作のイラストレーターを向かえ、その上で遊びを入れた監督の上手さとも言える。


 また作品を支えたキャスティングの妙技も見事だ。
 フロドを演じるイライジャ・ウッドはもちろん、アラゴルンを演じたヴィゴ・モーテンセン、そしてなによりも最高のキャスティングだと思ったのはガンダルフ演じるのはイアン・マッケラン。
 対するサルマンのクリストファー・リーは、あまりにも想像通りすぎてちょっと面白味に欠けるが、堅実で良いという説もある。
 おしむらくはアルウェンだろう。なぜ故リヴ・タイラーか?
 絶世の美女として描写される、また小説だからこそ可能であったその描写の再現が、なぜ故リヴ・タイラーか!!
 映画では脚本で豪快に書き直され、アルウェンにもおどろくべきことに活劇シーンが入っていたりと、美しさよりも強さが強調されているから映画的には問題ないが、う〜む、原作ファンとしては非常に残念だ。

 とは言え、全体的に見れば特大の大満足。
 4時間あるというディレクターズカット版と、来年公開予定の「二つの塔」をはやく見たいぞ!!


 最期に原作ファンの方に悲報。
 トム・ボンバディルのエピソードは丸ごとありません。もちろん“柳”のエピソードからごっそり。

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