貴殿は
1999年5月2日以来
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ハート・オブ・ウーマン
監督:ナンシー・メイヤーズ
出演:メル・ギブソン/ヘレン・ハント
2000年/米国/−−分/−−/☆☆☆

批評 物語は丁寧に組み立てろ

 女っ垂らしでモテル男ニック。しかし彼の生き方では、女性の気持ちなど分かるわけが無い。
 そんな彼がドライヤーを浴槽に落として感電し、目覚めると女性の考えていることが聞こえるようになってしまった!!
 そんな時、引き抜かれた才女ダーシーが彼の狙っていたポストに就いてしまう。
 自分に身に付いた特殊能力を駆使し、ダーシーを追い落とそうとするニック。
 しかし、彼女の心の声を聞くうちに、いつしかニックはダーシーに惹かれて行く。

 ニックに性格の変化が急激すぎて、違和感がある。
 ダーシーに惹かれて行く過程はそれなりに丁寧に画かれているのだが、前半の言葉が聞こえてパニックになる状況、中盤のそれを利用してやろうと言う状況、最後にそれであるが故に善人になってしまうという三つが、あまりにも急激に変わりすぎる。
 過去の己の言動に反省するそぶりを見せてそれをきっかけに、というシチュエーションを作れば良かったのに、これまでは駄目だったから、変わってやるという思想。
 たしかに人間としては前向きで良いのかもしれないが、物語としての面白味には欠ける。
 それであるが故、最終的に善人になってしまうというのも、“ちゃっかり”しているようにしか見えないし、前半の傍若無人さの方が、むしろ可愛らしく見えてしまった。

 細かいギャグが最後まで笑えるのに、物語の主軸にヒネリが足りないと言うのが非常に残念だ。

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