春の日は過ぎゆく
批評 どう、なんだろうねぇ
驚くべきはイ・ヨンエ。
「JSA」で大根役者っぷりを発揮していたが、本作ではなかなかどうして。「JSA」では軍人という役柄に無理が合ったのだとしか思えん。
ヒロインの心理描写がまったく掛けているのがこの映画の分かり難さを作り出しているように思う。主人公の心理描写が多いのと、あまりにも対照的なのだ。
監督のコメントによると、どうやら意図的にやったらしいのだが、それにしてもここまで欠落させてしまうのはどうなんだろうか？
それとも見る人によってはされで十分なんだろうか？
そういう意味合いにおいて、見た女性の方と話し込んでみるとまた別の側面が見えるような気がする。
ところでこの監督、前作「八月のクリスマス」でも、主人公は純朴というか不器用という男だったが、そういう男性像は意図して作り上げているのか？
ヒロインは前作と全然違うんだけどね～。