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監督:宮崎駿
出演:柊瑠美/入野自由/夏木マリ
2001年/日本/125分/☆☆☆☆

批評 これほど恐ろしい映画だとは...

 仕事をしなければ消えてしまう「不思議の国」に放り込まれた普通の10歳の女の子が、そこでの仕事を通して人との関わり合いや、愛情を知ってゆく物語。

 はっきり言って恐ろしい映画だと思う。
 子どもの成長物語や、子どもの勉強映画と取ることは容易だ。しかし、その子どもに対するメッセージの影で、親の存在は不在だ。
 後ろで支えてくれる存在としての親さえない。
 そういう立場に有るのは、近所の恐いおばぁちゃんであり、心やさしく、たよりになる異性であり、かまってくれる年上の同性だ。

 意図的にやっているものとしても、無意識的にやっているものとしても、この“親の世代の存在の不在”というのは恐ろしい。
 だってそうではないか。その世代から学べることはなにもないということだ。ラストに、まったく変わっていない親が出てくるのは、その好例と言える。

 実は宮崎駿は、子供たちに未来をたくして、今の大人にはダメの烙印を押しているのではないだろうかと疑いたくなる。
 そうではないと信じたい、なぜなら10代の親は、宮崎駿の世代が育てた人間なのだから。

 映像、及び演出的な不満点は二つ。
 一つ目は、冒頭の車のシーン。フロントガラスの向こうの光景は、どうみてもサイドの景色だ。フロントガラスから見える光景ではない。
 二つ目は、千尋とハクが一緒に飛ぶシーン。
 「ラピュタ」でシータとパズーが手を繋いでゆっくり坑道に落ちて行くシーンと、まったく同じ画が出てきてしまう。
 あとの不満点は思想的に気に入らないとか、ハクの演技はもっとどうにかならんかったかとか、そういう部分だな。

 全然関係無いけど、この映画は必殺宮崎泣き (両手で顔を覆って泣く) が出てこなかったのは気のせいか?あれ?どっかにあった?

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