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監督:オキサイド/ダニー・パン
出演:パワリット・モングコンビシット/ピセーク・インタラカンチット
2000年/タイ/106分/金丸美南子/☆☆☆☆

批評 バンコク発、香港ハードボイルド映画

 耳の聞こえない殺し屋が、それ故に迫害されてきた鬱憤を晴らすかのように殺し屋になる。
 信じられるのは、その世界に引き入れた、しかし優しくしてくれた友と、その恋人。

 そんな彼が病気になったとき。薬を買うために入った薬局の女性に、恋をする。
 己の仕事を隠し、彼女と付き合う彼は、初めて人の温かさを知る。それは、今まで無かった「人間らしさ」の回復でもあった。
 温かさを知った彼は、それまで知らなかったことを知ってしまう。

 人を殺す罪の意識を。

 愛情と罪の意識の葛藤の中。友人が裏切られ、殺される。
 迷いつつも、彼には復讐することしか出来なかった...


 好き嫌いがシビアに出ることで知られる、香港系のハードボイルド映画の流れを組む内容。
 暗殺シーンの緊張感と、恋愛シーンの優しさのビジュアル的なギャップが、主人公の置かれたギリギリの世界を写す鏡になっているのが特徴的。
 ラストの雨のシーンは、展開はものすごいチープだが、画的には非常に好き。

 惜しいのは二個所。
 一つは、主人公の耳が聞こえない、という設定。これが今一つビジュアルに反映されていない。
 子供時代の回想シーンなど、音を飛ばしてしまえば良かったのにと思う。
 他にも数箇所に渡って、音を飛ばしたほうが特徴的だったのではないかと思えるシーンがある。

 もう一つはヒロインの演技。
 これは完全にオーバーアクション。そこら中で違和感を振りまいている。
 特に主人公の腕に文字を書いて会話するシーン。ちょっとぶりっ子しすぎ。

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