貴殿は
1999年5月2日以来
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ペイ・フォワード 〜可能の王国〜
監督:ミミ・レダー
出演:ケビン・スペイシー/ヘレン・ハント/ハーレイ・ジョエル・オスメント
2000年/米国/−−分/−−/☆☆☆☆☆

批評 可能性は、ここにある

 監督が「ピースメーカー」「ディープインパクト」という、はっきりいってイマイチ面白くないアクション映画を作ったミミレダーは、ファンタスティックヒューマンドラマ(私が勝手に命名)で良い作品を作り出した。

 社会学の教師は問う「世界を変えるにはどうしたら良いのか?」と。
 少年は、受けた善意をその人に返すのではなく別の3人の人間に善行を行えば、世界中の人間が善意を持って世界に接することが出来ると言う。
 少年は自分の身の回りに対して実行してみるが、一向に効果は現れない。
 しかし、それは見えないところで静かに世界を変えつつあった...

 映画としては「世界を変える」様と、発案した少年の「周囲の人間が変わる」様を画く二つの柱がある。
 「世界を変える」物語は、残念ながら弱い。線が細すぎて、最後につながるだけの力を感じることが出来ないのだ。これはちょっと残念。
 もう一つの、映画のメインテーマ (だと思う) になっている、よりミクロな「人間関係」というのは見事。
 あくまでも空想的な、ファンタスティックな物語を演技派が固めることでリアリティーを持たせることができたのが、やはり成功したカギだろう。
 もっとも、その分役者が出ずっぱりにならざるを得なかった面もあり、ちょっとクドクなってしまったのが残念。

 後は最後。ちょっとアレは必然性が薄いように思える。
 手前の TV インタビューを受けて、というのは理解できるが、いくらなんでもそこまでやる必要があるのかちょっと疑問。
 それでも全体的な完成度は高い。

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