貴殿は
1999年5月2日以来
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監督:相米慎二
出演:小泉今日子/浅野忠信
2000年/日本/116分/☆☆☆

批評 癒し系ロードムービー?

 北海道に残した娘に、五年ぶりに合いに行こうとする風俗嬢。
 酒に酔って道を踏み外した、"元”エリート文部省官僚の男。
 東京で出会った二人が、成り行きで北海道を走るロードムービー。

 浅野忠信の酔っ払い演技は必見!!これぞまさに迫真の演技!!
 彼は酒を飲めないらしいので、そうした場での観察が役立っているのでしょうが、それにしても見事。
 演技はそこそこ良いのだが、描写に失敗しているのは小泉今日子。
 水商売に疲れ、何年も音信不通だった一人娘に合いに行くという役柄なのだが、彼女が最後、自殺に走る(失敗するが)ほど追い詰められているようには見えない。
 たしかに、そうは見えない人物が自殺に走ってしまうという方がインパクトがあるのだが、それにしてもなぁ。

 他に関しては、まぁ普通のロードムービー。
 物語は日常から切り離され、帰る場所も、行く場所もなくした二人をたんたんと撮し続ける。
 もちろんであるが、ロードムービーの典型である自己の再発見までを画く。
 古典的ロードムービーの再生以外の何者でもない、という評価も出来るだろうが、古典からまたなにか生まれる事が無いわけではないし、完成度も決して低くない。佳作

 そうそう、小泉今日子でもう一つ。
 自殺騒ぎの直前。雪原で月明かりの中、突然操り人形のごとくカックン、カックン動くのはいったいなに?いや、オモロいけど、あれにはどういう意味があるんだろう?謎だ。

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