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パトリオット
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:メル・ギブソン/ヒース・レジャー/ジョエリー・リチャードソン
2000年/米国/164分/菊池浩司/☆☆☆☆☆

批評 星条旗は最強である!

 アメリカ合衆国独立戦争開戦間際。
 イギリスとの開戦も辞さない状況で、戦場を良く知るベンジャミン・マーチンは開戦に反対していた。
 時の流れに逆らうことは出来ず、独立戦争開戦。
 イギリス軍優勢な中、ベンジャミンの家にも戦火が迫る。そんな中、自らの意志で戦争に向かった長男ガブリエルが、伝令の途中で傷つき、実家に帰り着く。
 彼をかくまい、手当てをするベンジャミン。彼は、アメリカ軍兵士、イギリス軍兵士を問わず傷ついた者を助けた。それが原因で、イギリス軍ダビトン大佐に次男を殺され、家を焼かれる。
 復讐のため、彼は再び戦場に戻る。優勢なイギリス軍に“ゴースト”としてゲリラ戦法で挑む。

 背景が独立戦争だし、結局、米国万歳映画であることに違いはない。タイトルもパトリオット、愛国者だし。
 それがどうしても好きではない人(たとえばID4の演説を聞いて、ビル・プルマンに殺意を覚えるような)にはつまらないと思う。思想的な意味合いにおいて。

 物語の完成度が見事だったと思うね。
 最後の最後で、家族の為という思想が国家の大義と擦り寄りを見せてしまったのは残念だけど、なにせ米国映画だし。しかたないんじゃないのかと諦めはつくレベル。それに、途中の心理描写でその変化が描かれているから、いきなりってわけでもなかったし。
 複線の張り型も見事。物語全体の構成はもちろん、最初のロッキングチェアー作りの話が中盤で生かされるといった些末的な部分まで、かなり精密に話を組んでる。正直言うとかなり驚いた。
 まぁ、星条旗を抱きしめながら泣いてみたり、それを持って特攻するのはどうかと思う(米国人にはあれがウケるんだろうが)が、いかにも米国であるような気もするな。私は思わず笑ってしまったが。

 それに、これは結果論だけど、監督・脚本・主演のバランスが良いね。
 映像の迫力で押す監督に、ヒューマニズム主体の脚本家。アクの強い二人のキャラを、メル・ギブソンが人間臭く芝居して絶妙のバランスを保ってる。味のあるキャラだよ。
 いやはや、今年のベストランキング入り間違い無しの作品。
 日本ではなんで評価低いのかね??

 まるっきり本筋とは関係ないんだけど、メル・ギブソンってイギリスに怨みでもあるのか?
 「ブレイブ・ハート」ではアイルランドの独立をかけてイギリスと戦い、今回はアメリカの独立をかけてイギリスと戦ってるんだけど。

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