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M:I-2
監督:ジョン・ウー
出演:トム・クルーズ/ダグレイ・スコット/ダンディ・ニュートン
2000年/米国/分/☆☆

批評 プロモーションフィルムに用は無し

 原作は日本人にはむしろ「スパイ大作戦」と言ったほうが通りが良い、TVシリーズ。
 このオリジナル版の面白さは、壮絶な知能戦にあった。敵に見つからないように潜入し、任務をこなす。まさに隠密をもって良しとする諜報戦を描いた一級のエンターテイメントだった。
 時を経て復活した初代「MI」。
 それはまぁ、酷い完成度のアクション映画だった。
 デパルマにしてもひでぇなと思っていたら、クルーズの我侭に愛想尽かしてデパルマは途中退場していたそうで。そりゃぁひでぇデキにもなるわ。
 今回のMI2も、まぁ今までの経緯からしてまるっきり期待をしていなかった。
 ジョン・ウーだから、それなりに見せてくれるのではないのかと思っていた程度だ。その予想さえも、暗黒の「ブロークン・アロー」を思えば甘すぎる予想である可能性を秘めていたのは確かだ。

 結果を言ってしまえば「トム・クルーズ・プロモーションフィルム」だ。
 最初から最後まで、いかにトム・クルーズを見せるかに終始した映像は、トム・クルーズのファンでもなんでもない私から見ればもうどうでもいいやな完成度。
 パンフレットまでそういう作り方してるのは、いっそ潔しと誉めたくなるほどだ(上映時間とか、基本的なデータまで欠落しているのはどうかと思うが)。
 だがしかし、スパイ物という意味では毎年作られる「007シリーズ」に及ばず、アクション映画としては「MATRIX」に及ばずな中途半端なシロモノ。プロモーションのごときつくり方では、物語の存在する余地もなく、けっきょくアクションシーンがただ羅列されるだけのつまらない内容。
 これなら、ニヒルに顔を歪めて口だけ笑うジェームズ・ボンドの方がなんぼか面白いよ。
 もちろん最近のブロスナンで。コネリー版と比較するなんてもってのほか。

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