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神童
監督:萩生田宏治
出演:成海璃子/松山ケンイチ/手塚理美
2006年/日/120分/☆☆☆

批評 聞こえている?聞こえていない?

 ピアノを弾かされる事にうんざりしている天才ピアニスト少女 うた と、ピアノは好きだがさして上手いわけではない凡才男、和音の心の交流を描いた作品。

 元々、回りになにも言われずに好き勝手にピアノを弾いているのは好きなヒロインと、元々ピアノ好きで、両親も勝手に弾かせてくれる主人公の二人を、そのまま描く前半は非常に面白い。
 二人の演技があってこその演出も、非常に好感が持てる。
 だがそれも中盤まで。

 うた の父親の話がうまく転がっていないのと、本筋にあまり関係ない人物が増えるおかげで展開がギクシャクしてしまうのが原因だと思うが、物語は急激に失速。
 クライマックスとなる演奏会が、なぜかまったく盛り上がらずに、平坦に過ぎ去るという、映画としてはとても奇妙な演出 (指揮者に合わせて演奏したことがないピアニストが、初見、人生初舞台で、きちんとした演奏が出来るわけねぇよという部分はスルーする。"神童"なので、

 最後まで、可能な限り説明を省いたため、意図的なのか意図していないのか分からないが、最後がかなり自由に解釈できる (よく見ていると、うた が結局どうなったのか、どっちとも取れる最後になっている) のは好感が持てるのだが、中盤の迷走と盛り上がらない最後のおかげで  もうちょっと、何か別のやりようがあっただろうに。

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