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最低映画への
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掲 示 板

あしたの私のつくり方
監督:市川準
出演:成海璃子/前田敦子/高岡蒼甫
2007年/日/97分/☆

批評 私の想像出来ない世界の映画

仲間外れにされないよう自分を偽り、周りに合わせ「良い子」を演じる二人の少女の物語。

 登場人物にことごとく共感できない映画がこれほどまでに辛いものだとは知らなかったというのが、正直な感想だ。
 独自の道を行き過ぎ、孤独になるしかなかった時代があったが、別段それでもいいやと独自の道を邁進した。
 「集団になじまねば"ならない"」という思考回路そのものが、私の思考回路の外にある。

 そんな私のような人間に、「周りと違うことをして浮くのが怖かった」と言われても知ったことではない。
 「本当の自分になりたかった」などと言われても、「オマエはそこに居るではないかっ!!」(島本和彦「炎の宅急便」) としか思えん。

 この映画の、私にとっての最大の欠点は、この「とにかく共感できない」に集約されるといって言い。
 この部分に共感できる人には、また違う評価があるのかもしれないが、それは私には分からない。

 次に、主役の一人である成海璃子はともかく、もう一人の前田敦子の演技があまりにも寒い。
 台詞に、ものすごい「読んでいる感」がある。切り替わるたびに、そこで覚めさせられてしまう。
 キャスティングのミスだとは思うが、演出や編集でなんとかごまかせなかったものだろうか。

 最初に、「いったいあなたは誰」と一人で言っているシーンがあるのに、最後になって「最初から気がついていた」と言いだす矛盾した展開、TV 2時間番組のようなカメラワーク等、突っ込みどころ満載の一本であると言えるだろう。

 この主題に共感できる人には、それは些細な問題なのかもしれないがな。

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