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監督:デヴィッド・トゥーヒー
出演:マシュー・デイヴィス/ブルース・グリーンウッド/オリヴィア・ウィリアムズ
2002年/米/105分//☆☆☆☆

批評 整理されすぎ

 撃沈された輸送船の漂流者を助けた潜水艦は、しかし救助者の中に女がいることを知り「潜水艦に、女は不吉」という言い伝えを思い出すことになる。
 次々に起こる怪奇現象。それは不吉な女のせいなのか、それとも救助者の中に敵がいるのか...

 第二次世界大戦当時の「狭い潜水艦」での戦闘行為は、それだけでも恐ろしい。
 軋みを上げる船体。降り注ぐ爆雷に翻弄される乗組員。
 正攻法に音と水と、そして欠乏する酸素で責め立てるだけではなく、そこに呪いやら過去の因縁は話やら、とにかく海がらみの怖い話の要素をぶち込めるだけぶち込んでしまう。
 この映画のすごいところは、そのごった煮を、ごった煮として楽しめるように仕立て上げたことだろう。ネタを多重に入れながらも整理された脚本と、B 級の宿業ともいうべきスタンダードな演出、カメラワークがそれをたすけた。
 だが、この映画はあまりにも整理されすぎている。
 謎が説けてゆく課程が、あまりにもストレートすぎて拍子抜け。それまでの恐怖描写はどこへやら。微妙に謎が残るくらいでちょうど良いような内容なのに、綺麗さっぱり説けてしまうのも、スッキリしすぎて釣り合いがとれていない。

 世の中、整理されすぎてはいけない事もあるのだ。

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