第2回 「アンドロメディア」 を斬る!! 
文章 YaNac 

 はてさて、皆さんご存じでしょうか?映画批評家、水野某氏がとった日本映画界最大の汚点「シベリア超特急」。それに勝らずとも負けずという作品が「アンドロメディア」です。私はこれまで日本映画最低三部作を「シベリア超特急」「ガンヘッド」「北京原人」だと思っていましたが、どうやらその認識は改めねばならないようです。 
  
 物語はほっといて(ここから批評すると大変なことになってしまう)、しょっぱからやってくれます!!小学校の学芸会か?!と思わせる素晴らしい演技を見せる某グループと新人が、この映画の評価を物語っています。 
どう見ても不自然な砂浜の桜の木は些細な問題です.....少なくともこの映画では。 
 さてここでおそるべき事態が発生します。いきなりヒロイン死亡。直後、渡瀬恒彦が画面に登場するやいなや、圧倒的存在感と演技力で画面をシメます。カッコ良いです。いやマジで。本作でほめられる数少ない人物と言えるでしょうが、経歴を考えると当然という気もします。 
 なんだか某PSのパラサイト某というゲームを彷彿とさせるダサダサのCG(あれはゲームだから許されるんであって、映画で見せられると顔を背けたくなります)でヒロイン復活。 
なんと記憶はDVD一枚にすべて入ってます。(画面から推測、まさかCDじゃないよね?!) 
きっとフラクタル曲線方程式圧縮法を実用化したんでしょう。 
 そうそう、AIもおそるべきわずか三枚のDVD(同上)に入ってます。やっぱりフラクタル圧縮でしょう。 
完全な自我をもった人口知能を、IBM PC/AT互換機上で稼働するものを自力完成させるような人物ですから。もはや無敵です。 (EPSON製ハーフタワー筐体 型番はさすがに不明) 
 AIを一瞬で転送してしまうのも、5年前(推定)にノートパソコンを自作している高校生がいても、ケーブルが勝手に動いて人間を襲っても、神奈川県の地理が無視されていても、突然ミュージックビデオになっても、なーんでもいいんです。 
 さぁ皆さん、劇場にいって、つまらながりましょう!!!! 
 



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