品川プリンスシネマ 見た目はとても綺麗
最寄駅 : JR 品川駅
座席数 : シネマ1 96席
シネマ2 190席
シネマ3 219席
シネマ4 96席
シネマ5 219席
シネマ6 219席
シネマ7 96席
シネマ8 219席
シネマ9 190席
シネマ10 96席
電 話 : 03-5421-1113
品川プリンスホテル新館エグゼクティブタワー 3F にあるシネコン。
品川駅で降りると真正面にある建物なのだが、入り口が非常に分かり難い。ショッピングウォールを突っ切ればすぐに入り口なのだが、道沿いにプリンスホテルの一番果てまで行かないと映画館の看板が無い。非常に不親切だ。
なお、この看板は劇場名と劇場の写真のみで、現在なにがかかっているのかは分からない。駅の広告以外では、ホテル内の案内板か、ホールの券売所まで行かないとなにをやっているかが分からないというのは、ふらっと映画館に行く人には不親切だろう。
中に入ると、全席指定ということで当日券の購入、あるいは前売券の交換が必要になる。
売店もあわせてあるが、あまり整理されているとは言いがたい。また、パンフレットは映画の名前を言って出してもらうスタイル。試し読み出来るかたちで一冊置かれている、などということもない。
私のように、行った映画のパンフは必ず買う、という人間はともかく、中身を確認してから購入する、という人には不親切極まると言えよう。
売店から先、薄暗い直線一本の左右通路沿いに全10スクリーンの入り口が並んでいる。
2 明る!!
薄ぐらい通路の奥まった所にある。
通路を薄暗くして、上映中のドアの開け閉めに気を使うのは分かるが、薄暗く長い通路を一人でトボトボ歩くのは、これから映画を見よう!という幸せな気分に水を差すに十分。
このあたり、設計に問題を感じる。青写真の時点で、誰か気が付かなかったのか?
劇場のドアを開けると壁があって、さらに回り込んで劇場の中に入ることになる。
光漏れに、かなり気を遣った設計だと言えよう。
全体の作りは、最近流行の見下ろし方で、スクリーンサイズもそれなりにある。
んが、この映画館、入り口までの光漏れ対策が無駄になるほど明るい。
明るい時には非常に奇麗な壁が実に美しく光を反射してくれるのだ。
致命的なのは、スクリーン手前の、かなり深いステージ部分。見下ろし方という劇場の構造上、強制的に見えてしまう部分が光を放ってしまい、実に目障りだ。
音響設計は、これは映画の責もあるのかもしれぬが、今一つ。
音で包み込まれる、というより音がまっすぐ飛んでくる感覚。
S/N 比が優れているが、それだけでは駄目だ。内部の広さを考えると、残響効果が希薄なのも気になる。
入った瞬間は、日比谷スカラ座を小さくした印象で好感を持てたのだが、一度幕が上がると欠陥だらけ。
これが最近の良い映画館なのか?もしそうなら日本の映画館の未来は絶望的だ。
(YaNac)