貴殿は
1999年5月2日以来
Counter
人目の挑戦者だ

表  紙

更新履歴

新 日 記

全映画批評

映画批評・壱
2015年版
2014年  2013年
2012年  2011年
2010年  2009年
2008年  2007年
2006年  2005年
2004年  2003年
2002年  2001年
2000年  1999年

映画批評・弐

最低映画への
有罪判決

その小屋
どうだった?

徒 然 草

掲 示 板

最低映画への有罪判決
第二十回「シベリア超特急」を斬る


 いよいよ20世紀最後の作品です。
 当初の予定と違い、当初の予定よりすごい映画が被告になりました。世界を変えたこの一本。
 インディーズムービー製作者の皆様、ご安心ください。こんな映画でも商業作品になれるんです。

 最低映画たるもの、冒頭から観客の度肝を抜かねばならないそうでなければ最低映画の最低映画たる資格なし!!
 もちろん、今世紀最強の名を欲しいままにするこの映画において、この理論が適応されぬなどということがある分けない。と、いうことでやはりここは冒頭だ。
 シベリア急行がイルクーツク駅で発車を待つシーン。
 駅のホームにいる人物が、すべて登場人物なのは予算の関係ということでまぁ三流映画ではよくあることにすぎん。
 そしてすばらしい、なんて観客にフレンドリー登場人物全員の解説をここでやります
 文字通り一気に乗客の説明を済ませます。その手段は、まさに三流をはるかに通り越した四流の代物
 盗み聞きをしている部屋の前で堂々と大本営からの無電を読み上げるなど、まさに想像を絶する演出の連続は、冒頭10分程度の間に観客を絶望の淵に追い詰めること間違い無し。

 気合の入っていない OP クレジットが終わると特急発車...したんだろうたぶんどうみても静止している車両やたらと説明的な車掌の台詞すでにかなりのダメージを負った観客にとどめを刺す...って、まだ先は長いんでよこれが、ここで敗北してビデオを止めても不可抗力として納得なので、自信が無ければこの辺でテープを止めましょう。
 脱力してても、さらに次に進むか、脱力のあまりテープさえ止められなかったあなたには次の世界が広がる。そしてついに口を開く晴郎君!!演技がすばらしいっ!!素晴らしすぎるっ!!あえていおうすでに解散してしまった SPEED の諸君。君たちが「アンドロメディア」で見せた学芸会レベルの演技もしかし晴郎君の演技から見れば神の領域!!
 そう、彼はどこからどうみても山下閣下という“役”を演じているのではなく漢“晴郎”がそこにいるのだ!!演じようという気心はヤツに存在するのか!?

 満身創痍になった観客に斬撃を加えつづける晴郎君の演技と演出はとどまることを知らない!!矛盾した演出というのはミステリー映画には致命的だと思うのだが、もはや言われなければミステリーであることは分からない。そのくらいこの映画はぶち壊れている!!

 見ているこっちがボロボロになって行く間にも物語りは進む。いや、より正確にはこっちがボロボロになって行くのとシンクロして映画のキャラもボロボロ死んで行く。そりゃぁもうボロボロに。冴え渡る名推理もかなり笑えるんだが、一番笑えるのはやはり我らが晴郎君!!
 つーかこの映画を語るのになにが必要って、晴郎君をおいて他にいない。

 そして最後の最後。列車で密室殺人といえば出てくる某有名小説 (映画にもなってるけどな) のモロパクリでしめくくり「オイオイ、これがどんでん返しかよ」と思っていると、晴郎君、さすがだよ!!まさかここから三回落とすとは思わなかった。完全に意表を突かれたよ!!

一段目 説教開始
二段目 晴郎君作詞の主題歌プロモーション
三段目 脅威の NG 集


 ...え?これはオチじゃない?じゃぁ、なに?

戻る