最低映画への有罪判決
〜復活篇〜
第八回「ミカドロイド」を斬る
特撮を今をときめく樋口氏がやっている!!監修をあの実相寺氏がやっている!!
特撮映画ファンはそれだけで涙が出るくらいの感動を得ることができるでしょう。そしてその内容を見たあとで、あまりに素晴らしい作品であるが故に、感涙の涙で出来た海にダイブして溺死したくなること間違いなしの作品デス!!マジです!!
ではその素晴らしいデキの紹介をしましょう。
...時に、第二次世界大戦末期。日本帝国陸軍は、屈強な兵士を改造、機械化し鋼の装甲と、強靱な人工筋肉で己の身を守り、来るべき本土決戦に備えたジンラ号を、極秘地下研究施設で開発していた。しかし、その研究は中止され、そのとき、中止に反対する科学者の手によって、鋼の装甲を持たない未完成の二人は地上への脱出し、完成体の一体はしかし、閉ざされた地下施設に置き去りになってしまった...
この辺ですでに臭ってます、プンプンです。
さて、時は現代に移り脱走した二人は、ジンラ号が復活したとき破壊することを決めていたようです。ちなみになぜ破壊することにしていたのかは不明です。
そしてジンラ号が復活したときにいうセリフが、いっつわいるど!!
「オレは感じた」
...........あんたはニュータイプですか?
さて、ここで重大なことを告げねばなりません。じつは主人公はビルの電気系統を修理しにきた電気工事技術者です。
なぜビルか?ビルの地下でヤツが復活するからですよ。そのあたりはあまり複雑に考えないように、考えると破滅します。
いよいよ、ジンラ号が復活し二人と戦闘に入ります。その間、主人公のMr電気屋と、ヒロインのOLは逃げるだけ。
そして逆行で浮き上がるジンラ号のシルエット。軍刀と機関銃を手にして、それなりに迫力があります。ちなみにポイントはそれなり。
正面からライトを当てられ、ついにお目見えするジンラ号の姿!!
その姿を見た瞬間、私はつぶやいた
「は、はにまる王子...」
元ネタ分からない方はごめんなさい。なんちゅうか、埴輪が立ってるんです。怖いと言うより、笑えます。
もうここからはどうでも良くなって行きます。ここまででも十分どうでも良かったんですが、そんなもんじゃなくどうでも良くなって行きます。
あ、そうそう、最後に一つ。主人公とヒロインですが、最後まで物語には絡んできません。なんのために存在しているんだか最後まで分かりません。