機動戦艦ナデシコ The Prince of Darkness
監督:佐藤竜雄
出演:南央美/上田祐司/日高のり子
1998年/日本/92分/☆☆


物語
 西暦2201年。惑星間瞬間移動技術「ボソンジャンプ」の鍵であり、完全なブラックボックスの古代遺跡が「火星の後継者」となのる集団によって奪われた。人類史上最大のクーデターを阻止すべく、宇宙軍不正規ナデシコ部隊が動き出した。
 16歳の史上最年少艦長ホシノ・ルリ。「火星の後継者」の目的を探る彼女の前に現れたのは、死んだはずのテンカワ・アキトだった。しかし彼は愛するミスマル・ユリカを「火星の後継者」に奪われ。自らも実験によって感覚を失われ、復讐鬼となっていた。


批評
 TVの人気がキャラにたよっていただけあって、映画でいかにすべてのキャラを出すかが焦点になってます。
 つまりどういうことかと言いますと、物語がキャラを出すために成立してます。キャラを出すために成立している物語の合間に、かすかに本当の物語が存在してます。しかも演出が、すばらしく映画ではない、たんなるTV演出。
 キャラクター先行型であることと、しょせんTV人気で作られたことを考えて少々妥協。
 それでも、これじゃねぇ。という程度の完成度。


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