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監督:ポール・グリーングラス
出演:トム・ハンクス/バーカッド・アブディ/バーカッド・アブディラマン
2013年/米/134分/戸田奈津子/☆☆☆

批評 他にやりようが無かった、のかぁ?

 海賊に捕らえられた貨物船船長は、いかにして生き延びたのか。

 という話かとおもいきや、ちと違う話。
 貨物船が海賊に襲われるまでは、すごく丁寧に描写される。
 船長が、奥さんの心配を受けつつも船に乗り、海賊のいる危険海域に向かう下り。
 海賊が“支配者”の命により面子を集め、海賊行為に乗り出す下り。

 海賊に細くされた貨物船の対応。
 貨物船を細くした海賊船の対応。
 一回目の襲撃を、振り切る下り、二回目はいかに行われたのか。
 海賊船は、貨物船をどう占拠し、船内をどう探索するのか。

 結果的に、たいした成果も無く、海賊はなぜ貨物船から船長を拉致して逃げ出すことになるのか。

 ここまでは描写が濃い。
 船員と船長 (というか、会社) との衝突や、海賊への対応方法。
 海域での各国軍 (登場するのは英海軍と米海軍) の動きを含めて、だ。
 ところが、この先になると描写が薄れる。

 事件解決に乗り出す米海軍、米海兵隊、船長と海賊と、視点が分散するからかもしれない。
 結果的に、「海賊と船長」の心理劇が弱い。

 一番若い (怪我の重い) 海賊に、船長が同情的になっている下りや、リーダーがいまいち何を考えているのか分からない (罠だと分からないはずのない交渉の場に付こうと思った理由は特に) のは、ちと残念。
 あえて、「船長からの視点」に固定し、外側で何が起きているのか分からなくした上 (恐ろしく不親切な仕上がりになるが) で、海賊と船長の駆け引きを描くくらいでも良あったのではなかろうか。

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