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監督:細田守
出演:神木隆之介/桜庭ななみ/谷村美月
2009年/日/114分/☆☆☆

批評 どちらか一本では、駄目です

 ネットだろうと現実だろうと、もっとも重要なのは人と人のつながり。
 ネットだリアルだというのは、その方法論に過ぎない。

 という物語のメインテーマはさておき、その、現実世界における人と人のつながりを現す大家族の描写がいまいちだ。
 理由は簡単。
 大家族を出したは良いが、大家族過ぎて個人を描けなかったことにある。

 正確に言うと、個人を書き分けられなかった。
 一応説明はあるが、説明するだけで個人の職業者性格が、すべては物語に活かされていないのが原因だろう。

 もうひとつの欠点は、物語のもう一つの舞台となる VR 空間の描写。
 SNS のごとき「OZ」にせよ、ネットワーク全般の描写にせよ、あまりにもリアリティが無い。
 コンピューター屋なら確実に、そうでなくとも、ある程度以上コンピュータの知識がある人なら、あまりの突っ込みどころの多さに笑い出してさえしまえることだろう。

 メインストーリーそのものは、それなりに面白いのだが、いかんせんそれを支えるだけの世界を構築できなかった。
 世界だけ作られていても駄目なのはもちろんだが、世界がガタガタではいまいち物語にのめりこむこともできない。

 この映画はそのことをよく教えてくれた。

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