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映画批評・弐

最低映画への
有罪判決

その小屋
どうだった?

徒 然 草

掲 示 板

MW-ムウ-
監督:岩本仁志
出演:玉木宏/山田孝之/山本裕典
2009年/日/130分/☆

批評 心意気と実力と

 16年前にある島で発生した、虐殺事件。
 政府により、その事件は完全に隠蔽された。ただ二人の生存者の記憶をのぞいては。

 手塚治虫による原作を、筋の通らないアクション映画に改編した脚本が、全てを木っ端微塵に粉砕した。

 どこが悪い?と言っても、いちいち指摘するのが面倒なほど悪い場所が多い。

 警戒の仕方が間違っているとしか思えないボケボケな事件現場に、警備体制が恐ろしく貧弱な米軍基地、刑事が単独で追っているようにしか見えない警察。
 しかしもっとも致命的なのは、主人公二人の関係性が見えない点だ。

 MW と呼ばれる毒ガスを浴び、テロリスト化した男と、神父となった男。
 なぜ神父は、テロリスト化した男に協力するのかがまったく分からない。

 おかげで、ジャイアンとスネオのような二人が憂鬱な顔で終末を目指す映画に仕上がった。

 アクション映画を撮ってやろうという気概は素晴らしい。
 特に、冒頭タイで撮影されたアクションシーンは、映画の出来を大いに期待させるものだ。
 その願いが木っ端微塵に粉砕されるのにかかる時間の短さは悲しいほどだが、情熱の片鱗は見える。
 撮影も、けっこう力が入っている。

 しかし、崩壊した脚本だけはどうしようもなかった。

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