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監督:ティムール・ベクマンベトフ
出演:アンジェリーナ・ジョリー/ジェームズ・マカヴォイ/モーガン・フリーマン
2008年/米/110分/松浦美奈/☆☆☆☆

批評 脚本はゴミ

 日常がつまらないと、閉息感にあふれて生きている青年が、ある日謎の美女 (アンジェリーナ・ジョリー) の色香に迷って、神 (機織り機) をあがめる宗教に入信。
 そこは、神の言葉を聞く教祖 (モーガン・フリーマン) の元、何も考えずに行動 (暗殺) を起こす信徒の群が集って (テログループ) いた。

 テログループに入って人生が明るくなって行くという過程は、オウムに入って人生が良くなったという狂信者達となんら変わりがない。
 自ら思考せず、神の言葉を代弁すると自称するという教祖に従う信者も、まさにそのままだ。
 狂信者の一人が最後にとる行動も、そう考えると実に恐ろしい。

 とはいえ、「一を殺し、千を救う」といいながら、一を殺すために千を巻き添えにするのも気にしないその有様を見る限り、制作者はそんな複雑な事は考えず、単にアクションシーンを撮れれば、脚本はどうでもよかったのだろう。

 実際、アクションシーンは、劇中の台詞と劇中に登場人物が語る信念において矛盾しているが、画としては存分におもしろい。
 最後の、工場でのアクションシーンは、「マトリックス」(初代) のエレベーターホールでの戦闘を彷彿とさせるが (モーフィアス奪還のためにビルに殴り込みをかけるシーン)、あれよりも、「何が起きているか」を見せることに拘っていて面白い。

 どこぞの、カット割りを早くすれば良いと勘違いしているとしか思えない“すたいりっしゅ”なアクションシーンを組み立てる監督に見せたいものだ。
 脚本の完成度は、そいつらと変わらんけどね。

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