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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ/ヘレナ・ボナム=カーター/アラン・リックマン
2007年/米/117分/佐藤恵子/☆☆☆☆

批評 つまらない訳じゃないからこそ腹が立つ

 連日客の首を切り裂くという理髪師の物語。

 英国の都市伝説に端を発する物語だと言うが、ティム・バートンが映画化して、なぜこうなってしまう?と思わざるを得ない。
 原作から、バートンらしい部分を抜き出して再構築しているが、それ以上の部分が、正直なところ感じられないのだ。
 有名原作を徹底的に「自分の物にしてやる」という迫力、あるいはその迫力の末に生み出された「成果」と言うものがほとんど感じられない。

 さらに、有名な原作だからと偏向的に自分好みの部分だけを抜き出しはしなかっただろうか?
 復讐鬼が無差別殺人者になり果てる理由が見あたるか?
 自らの娘と、己の友人との恋愛劇に、なにか決定的な必然性が見あたるか?
 中盤の、あまりにも急激な展開は、「有名な物語だから」という油断の末ではないか?

 無論、映像はいかにもティム・バートンであり、作品全体も、これだけの疑念、疑問を抱かせながらも、十分に楽しませてくれる物だ。
 それだからこそ、もっと出来るんじゃないか?という思いは拭えない。
 どこか釈然としないものの残る映画であった。

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