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空へ ―救いの翼 RESCUE WINGS―
監督:手塚昌明
出演:高山侑子/渡辺大/井坂俊哉
2008年/日/108分/☆☆

批評 工夫がない

 自衛隊全面協力で作製された航空自衛隊小松救難隊の映画。

 出てくる装備は片っぱしから本物。
 基地も本物。
 一部は隊員まで本物。(体の動かし方が異質な人がいるので、注意して見ていると分かる)
 無理やり格納庫で口げんかしたりするのはご愛敬。

 物語的に面白い部分はない。
 挫折と復活の物語だからだ。新しい視線の廃止混む余地などない。
 あまりにも手あかにまみれすぎていて、せめてもうひとひねりいれるべしっ!!と思うくらい、実にどうでも良い展開になっている。

 しかし、この映画の問題は、面白みのない脚本ではない。いかにも読んでいる主役の演技でもない。
 本物の迫力を活かせなかったキャメラと編集にある。

 たとえば、冒頭の木で囲まれた学校の校庭に着陸するシーン。
 なんで学校の上の階から外を撮るカットを入れて「ギリギリに降りている」ことを説明しない?

 ハデな機動ならともかく、そうではない高度な操縦技術は、それが「高度な技術である」事を説明しなければ観客には伝わらないぞ。

 本来なら悪天候下でなければ投入されないハズの、山岳事故のシーンも、まったくの快晴下にしか見えない。
 要救助者が待っているシーンで、彼らが風で煽られているシーンを入れるだけでも違うだろう。これじゃ警察何やってんだとしか思えない。
 輸送船の事故シーンも同じ。"極限状態"である事を説明するシーンがない。海上保安庁は何をやっているのだ?

 これじゃぁ駄目だ。

 本物をただ撮っているだけならば、プロモーションビデオを見た方が、余計なドラマがないだけ堪能できる。
 もっと"見せ方"を工夫して、観客を"魅せて"もらいたい。

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