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監督:矢口史靖
出演:田辺誠一/時任三郎/綾瀬はるか
2008年/日/103分/☆☆☆☆

批評 飛行機を飛ばすプロ“達”の物語

 羽田空港のある一日 -ANA 編-。

 というサブタイトルを、ついついつけたくなるような仕上がり。
 国際線デビューの CA は出社し、機長昇格をかけたフライトに挑む副機長はブリーフィングに挑む。
 整備員は機体を整備し、グランドスタッフは乗客を、管制官は飛行機を誘導する。

 航空機の運行に関わる多くのプロフェッショナルを同時並行で描き、しかもそれをエンターテイメントにしてしまう手腕は「お見事っ!」というほか無い。
 いくらでもヲタク的に細かくする事もできる内容を、あえて説明過剰にならないように調整しているあたり、近年の邦画ではまれにみる組立の上手さを感じることができる。

 エンターテイメントにしたことで、現実味のなくなっている部分 (特に OCC の電源が一系統で、OCC のみダウンしている描写というのは脱力させられる) もあるが、全体からみればしかたないか、と思える範囲に収まっていると感じた。

 残念ながら、ANA 全面協力という事で画面上に映るすべての機体が ANA 機だったり、空港で他の機体が離陸準備していなかったりという部分はあるが、逆に ANA 全面協力だからこそできた B747-400 の描写こそ注目したい。

 そう思わされるだけの完成度を持った、満足度の高い作品であった。

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