貴殿は
1999年5月2日以来
Counter
人目の挑戦者だ

表  紙

更新履歴

新 日 記

全映画批評

映画批評・壱
2015年版
2014年  2013年
2012年  2011年
2010年  2009年
2008年  2007年
2006年  2005年
2004年  2003年
2002年  2001年
2000年  1999年

映画批評・弐

最低映画への
有罪判決

その小屋
どうだった?

徒 然 草

掲 示 板

ぼくたちと駐在さんの700日戦争
監督:塚本連平
出演:市原隼人/佐々木蔵之介/麻生久美子
2008年/日/110分/☆☆☆☆

批評 馬鹿になれっ!

 「目の前に控えた受験勉強からの逃避か、それともまだ "10代の教祖" がいなかったからなのか」という趣旨のナレーションに始まる怒涛の110分。

 やたらと壮大な音楽、大げさな編集、堂々としたカメラワーク。
 どんなドデカい戦いが始まるのかと期待を煽っておいて、始まるのは自転車で、速度取締機の前を全力で通過、集団スピード違反 (ただし自転車) で駐在を困らせるというイタズラを仕掛けるというちっちゃさ。

 冒頭10分、ここで思わず吹き出したら、そのまま最後まで行ける。この映画に"乗れる"かどうかはそこにかかっている。

 「駐在はスピード取締やらんだろうっ!」と冷静に突っ込みを入れたら、敗北。

 全編に渡って、リアリティの薄い僕たちと駐在さんのイタズラ合戦は、この後もひたすら馬鹿馬鹿しく進行するからだ。

 ひたすら笑いと共に進行する、駐在と主人公"ママチャリ"一派との壮絶な (!?) イタズラ合戦が、後半に入るところでややトーンダウンしてしまうのがもったいない
 なにせトーンダウンの理由が、「最後は感動させてやるぜっ! 」というのが見え見えなのだから。
 しかし、それだけ見え見えな展開であるにもかかわらず、要所要所で笑わせることを忘れない展開はお見事。
 最後の最後、感動させてくれたオチが笑い (乗れていない人は「火薬取締法」が脳裏をよぎることだろう) になっているのも見事と言うほか無い。

 コメディ映画として始まったにもかかわらず、途中でシリアス路線に切り替わる言語道断な邦画が多い中、最後の最後まで笑わせてくれて、本当にどうもありがとう。
 GAGA が映画製作から撤退するという話が出ていたので、続編は難しいかもしれない。
 だが、この質、この方向性を維持するのであれば、ぜひ続編を見たいぞ。

戻る