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トム・ヤン・クン
(東京国際ファンタスティック映画祭)
監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ
出演:トニー・ジャー/ペットターイ・ウォンカムラオ/“タック”ボンコッド・コンマーライ
2005年/タイ/110分//☆☆☆☆☆

批評 暴走度は下がった

 ゾウを奪ったベトナム人組織が、正義の鉄建によって壊滅する話。

 前作よりさらに物語はボロボロ。
 だが、トニー・ジャーの超絶アクションには磨きがかかり、キックからの連続技や壁登りはもちろん、関節技までも美しく決め、観客を燃え上がらせてくれる。

 冒頭のモブシーンはもちろん、ラスト間際にあるワンシーンワンカットの長々回しアクション等、前作とりも大規模な予算を投入したことをしらしめるシーンも多い。
 必然的に壊れる物の数が増え、扉は蹴破るか、蹴られた物や人でこじ開けられることになり、ガラスは割れるために存在するようになる。
 はっきり言って、見た目の派手さは前作の比ではない。

 引き換えに、アクションシーンが、前作からは考えられないくらい綺麗にまとまってしまっている。
 前作のような「ワンカットをマルチカムで撮って、工夫して工夫して工夫して魅せる」というような、ある種、異様とも言える迫力が消失してしまっているのだ。
 画面的な派手さに隠れて、生身の肉体の迫力を見せるにはノイズが増えた、とも言える。

 それでも、凡百のクソのようなアクション映画とは比べるまでも無い。
 下火になってしまった、香港系迫力ごり押し活劇映画の正当なる進化系 (ある意味、退化しているんだが) である。
 十分、大迫力といえる完成度である。

 だが、それでも、あの異様な迫力に満ちた「マッハ!!!!!!!」には劣る。悲しいことに。

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