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SHINOBI
監督:下山天
出演:仲間由紀恵/オダギリジョー/黒谷友香
2005年/日/101分/☆☆☆

批評 山田風太郎の原作は忘れて見るのは基本事項

 「ロミオとジュリエット」を、伊賀 vs 甲賀の忍者戦争で再構成した話。
 たぶん。

 映像そのものはチャン・イーモウ「英雄」あたりを意識したと思われる。
 はっきりした色彩の背景の中、CG とワイヤーワーク (ほとんど CG 合成に見えるが) で戦闘が繰り広げられる。
 ただ、役者が動かないからなのか、格闘戦というよりは超能力大戦の趣。
 あくまでも生身の動きをベースにしていた「英雄」と比べると、より漫画的な仕上がりになっていると言えるだろう。
 このあたり、日本に格闘を魅せられる役者がいないのが悲しいな。オダギリジョーが行う月夜の格闘シーンなど、動く役者がやればさらに美しく、面白いシーンになっただろうに。

 映像面では、色彩は美しいし、照明も、変な風に凝ってわけが分からんことになっている事も無い。
 服装の時代考証があきらかに変だが、これは時代劇ではなく、超能力大戦映画なので、気にする部分ではないだろう。

 問題は、CG の完成度が安定しておらず、カットによって出来不出来が激しい事。
 役者の動きはカメラワークとカット割でかなり誤魔化せているが、CG は誤魔化せていなかった。
 アクションシーンで CG が多用されているだけに、もったいない。

 また脚本は、オリジナリティが感じられない変わりに、致命的に破綻している部分も無い。よくも悪くも先まで見通せる仕上がりだ。

 可もなく不可もなくオリジナリティも無い。
 それなりにまとまっているが、ある意味、まとまっていなきゃおかしい内容であり、それ以上でもそれ以下でもない出来であった。

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