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戦国自衛隊 1549
監督:手塚昌明
出演:江口洋介/鈴木京香/鹿賀丈史
2005年/日/119分/☆☆

批評 御託はいらねぇ

 「フィラデルフィアエクスペリメント」をやったら、人為的に「ジパング」しちゃったので、救出しようと部隊を送り出したら、先行部隊の隊長が日下になっちゃっていて、そりゃあもう大変なことに!という映画。

 最初にプロットを聞いたときは、戦国時代で自衛隊が大激突する戦争アクション映画になっているかと思ったが、実際には、福井の悪い面が出まくった説教臭い映画に仕上がっていた。

 脚本上最大の欠点は、登場人物それぞれの行動の動機付けが弱いという事だろう。
 結局主人公は何を守るために戦っていたのか分からんし、先行した部隊は、なんであんなに強力な一枚板でいられるのだ?
 現代に帰れるチャンスにおいて、まったく動揺する事が無い現代日本に対して、なんでそこまでの危機感を抱いている?その具体的な理由はなんだ?

 そもそも、そこまで強烈な危機感をもっている割に、なんで現代ではなんの行動も起こさなかった?
 この映画だけ見ていると、きっかけが弱いため、力に魅了された男が、それまでの鬱憤晴らしをしているようにしか見えないそ。
 しかも、その鬱憤晴らしを正当化しようと御託を並べまくる。

 なんと見苦しい男かっ!!!

 物語の展開も、かなり頭が悪い。
 先行した自衛隊部隊と、最悪殲滅戦に突入するということが推測されながら、なんで戦力的に劣る部隊を追撃に出す?装甲車に油を流されて火をつけられた程度で乗員がパニックにおちいるのか?戦車やヘリをささえられる量の石油精製が可能な施設への原油輸送が馬に車ひかせて樽で運ぶだけで足りるのか?電子機器が全滅する現象の中で、なんでヘリは飛んでいられるのだ?
 等など、もはや「どこからツッコミを入れたらいいのか」さえよく分からんくらい展開も状況も説明もムチャクチャ。

 東富士の自衛隊演習場で撮影したと言うだけあってアクションシーンに迫力はあるが、それをもっとゆっくり、きっちり、しっかり見せてくれる映画になっていれば面白かった事だろう。

 娯楽映画には、そうした、画をささえる以上の物語なんぞ不要だ。
 なぜ日本の映画ではそれに気が付いている人が少ないのだ!?

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