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監督:シドニー・ポラック
出演:ニコール・キッドマン/ショーン・ペン/キャサリン・キーナー
2005年/米/118分/戸田奈津子/☆☆☆

批評 舞台に負けたのか?

 国連の通訳官が偶然聞いてしまった暗殺計画。
 翻訳官の狂言を疑いつつ、調査を進めるシークレットサービス。
 翻訳官が命を狙われたことで暗殺計画そのものは明るみになるのだが...

 国連本部で撮影許可がおりた初めての映画、という宣伝だが、映画そのものの完成度は今ひとつだ。

 なによりも脚本の出来が良くない。
 最大の欠点が「主人公が通訳官である」という設定が、有効に活かされているとは言いがたい点だ。
 国連ビルに入ることの出来る人間であれば、十分にやりようはあるであろう物語なのに、"通訳官"とした意味はどこにあるのだろう?
 相棒となる、20日前に妻を失ったシークレットサービス。
 これも、悲しみの中で復職したというが、最後にとってつけたような台詞があるだけで、あまり意味がある設定とは思えない。

 全体がこういった「なんでもっと単純な設定じゃだめなの?」という疑問符に覆い尽くされている。
 登場人物に深みがあれば、その人生を感じさせられたかもしれないが、登場人物に、そこまでの魅力も感じられない。

 こうなると、本来なら良いことである、構成の決定的な破綻が無いのも、それぞれの設定や伏線が、あまり有効に活かされず、破綻するほど物語が広がっていないだけなのではないかと疑いたくなる。

 と、欠点ばかり書いてきたが、圧倒的に上手い役者をそろえてある関係上、演技合戦は見ごたえがあるし、十分に魅せてくれる内容だと言えるだろう。

 逆にいうと、そこに魅力を感じない人には面白味の無い映画だろうと思う。

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