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徒 然 草

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ハウルの動く城
監督:宮崎駿
出演:倍賞千恵子/木村拓哉/美輪明宏
2004年/日/119分/☆☆

批評 朽ちた

 物語を上手く説明することはきわめて困難な映画だ。
 物語全体を構築する個々の物語が、まるで成立していない。そして、成立していない物語が、まともに繋がってもいない。

 説明しようがない、という事を理解していただけただろうか?

 頁がところどころ破り取られ、残った頁も虫が食っていて読めない本のような、無惨な脚本とでも言おうか。

 これまで、観客を魅了し続けた、その卓越した映像感覚はどうだろうか?

 はっきり言って、目も当てられない有様だ。
 もはや過去の映像の、質の悪い焼き直しにすぎない。

 見たことがあるような映像を、見たことがあるような順番で、見たことがある方法で見せられても面白くもなんともない。
 色数も、作画枚数も、古い映像を覆い隠す事など出来ない。
 いかに多額の製作資金を投入しても、発想は買えないのだ。

 こうした問題の前に、音声演出が統一されていない問題 (ミスキャストという声もあるようだが、個人的にはそうは思わなかった) など些細なことだ。

 私は悲しい。
 あの宮崎駿の映像感覚が、ここまで朽ちてしまった事実が。

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