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劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者
監督:水島精二
出演:朴路美/釘宮理恵/豊口めぐみ
2005年/日/105分/☆☆☆

批評 仕方ない、か

 我々の知っている歴史とも微妙に違う、西暦1923年のドイツを舞台に、<<錬金術の世界>> に戻る道を探るエドワード・エルリックと、<<錬金術の世界>> で、兄を取り戻す道を探るアルフォンス・エルリックの物語。

 この映画最大の欠点は大きく二つ。
 一つは、画の作りが TV スペシャルの枠を越えていないという事。
 アクションシーンやエフェクトの掛け方はともかく、演出として劇場用になっていない。
 出来の悪い実写映画のようにバストショットやアップシーンが多く、画面の大きさを持て余しまくっている映像に仕上がってしまっている。


 引けぇ!!!カメラ引けぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!


 と思うこと請負だ。

 もう一つは脚本。
 物語を詰め込みすぎで分かりにくい。
 展開がやたらと早いのはもちろんだが、物語の、一つのキーになっているパラレルワールドの説明が少ない方が、より致命的な問題だと思う。

 どこの世界でも、状況や見た目は違えど、人が生まれ、生き、死んでゆくという意味で変わらない。

 という作品テーマのためか、錬金術の世界はもちろん、作中に出てくるドイツの描写は、我々の知っている物とも微妙に違う。
 "隠された事実"という台詞で片付けられる個所もあるが、トゥーレ協会のナチス党に対する影響力が小さいことや、ディートリヒ・エッカルトがデートリンデ・エッカルトという名前の女性になっている事等だ。

 しかしこうした差異は作中では語られない。パンフレットにさえも記載が無い。
 テーマの一つであるにしては、ちょっと不親切だ。


 決して出来の悪い作品であるとは思わないが、あれだけの完成度で終了した TV シリーズの続編としては、お粗末な完成度であったと言えるだろう。


追加
 劇場版を見て、この作品で一番割に合わない目にあっているのはウェンディだと思った。

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