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監督:ロン・ハワード
出演:ラッセル・クロウ/レネー・ゼルウィガー/ポール・ジアマッティ
2005年/米/144分/松浦美奈/☆☆☆

批評 ゆるいなぁ

 KO 負けしたことの無いボクサー。
 しかし、怪我により負け続け、ついにはライセンスを剥奪されてしまう。

 かつてのマネージャーにより、偶然手に入れた「立った一夜の復帰戦」。
 誰もが恐れ、試合を拒否したその男との戦い。

 大恐慌の最中。

 子供のミルク代にさえ事欠く男は、"負けても賞金が出る"という理由で、リングに立つ。


 最大の問題は、やはり脚本が平坦だという事だろう。
 最初に落ちるところまで落ちた男が、あとは上りつづけるだけの脚本なのだ。上り始めた後は、さしたるトラブルに直面することは無い。
 強い敵と戦う苦悩は、トラブルとは言わないだろう。

 トラブルに関しては、試合の怪我が物語として活かされていないのが最大の原因だと思う。
 台詞はあるし、それと匂わせるシーンもあるのだが、その瞬間で終わり。
 このあたり、同じ時代を描いたゲイリー・ロス「シービスケット」と比較すると分かりやすい。

 試合シーンにいたっては、怪我どころか疲れに関しても、大した表現されていない。
 お体もお綺麗なままで進行なさる。
 あれだけボコスカ殴りあって、その顔は無いだろう。
 リアリズムという意味では幾多の問題を抱えていたジョン・G・アビルドセン「ロッキー」とさえ比較にならないリアリティの無さで面白い。

 一生懸命感動話を作ろうとしているのは分かるが、その完成度は細部描写が甘すぎ、ゆるゆるの仕上がりだ。

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