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監督:ゲイリー・ロス
出演:トビー・マグワイア/ジェフ・ブリッジス/クリス・クーパー
2003年/141分/戸田奈津子/☆☆☆☆☆

批評 ハルウララ!?トウカイテイオー!?

 大恐慌時代、小柄な一統のサラブレッドが全米の競馬を沸かせた。
 その馬の物語。


 細かい不満は確かにある。
 借りた10ドルはいったいなんだったんだ!?とか、それで生き別れの親の話はどうなったんだ!?とか、最初に骨折していた馬はどうした!?等々。本筋とは関係無いエピソードのいくつかが、未処理のままだからだ。

 細かくない不満としては、三人の主人公の“それまで”の説明がきちんとなされないという点だ。
 一人は、自動車成り金が子供を失って失意の中生きている、これはまぁ良いだろう。
 家族と生き別れた男が、成長してやさぐれ騎手になっている。一瞬説明があるだけで、いきなりやさぐれているように見える。
 自動車の普及によって生活の場を追われたカウボーイ。映画の描写では、生活の場を追われても、自分なりの生き方を貫いていて、そう不幸を背負っているようには見えない。

 そして全員に共通する所。ものすごい短時間で立ち直る。

 この映画を、「人間ドラマ」としてではなく、「馬と人の物語」として見ると、確かに思わせぶりなだけで終わらせても、許せる範囲ではある。
 のだが、ここまで作り込むなら処理しきって欲しかったというのが正直な所だ。

 こうした不満に目をつぶり、映画を楽しめた最大の要因は、なんと言っても競馬シーンの美しさ。
 とにかく美しい。

 特殊効果を用いず、純粋に美しく、迫力のあるシーンなどそうそうお目にかかれるものではない。
 それが炸裂するのが最後の競馬シーン。
 スクリーンでなければ絶対に味わえない強烈な映像。

 今すぐ映画館に走れ!!

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