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ローマの休日 製作50周年記念デジタル・ニューリマスター版
監督:ウィリアム・ワイラー
出演:オードリー・ヘプバーン/グレゴリー・ペック/エディ・アルバート
(オリジナル)1953年/(製作50周年記念デジタル・ニューリマスター版)2003年/米/118分/高瀬鎮夫/☆☆☆☆☆

批評 “究極”のアイドル映画

 不朽の名作を製作50周年記念として修復、デジタルリマスタしたもの。

 どこかの国の王女が、公務に嫌気を感じてローマ滞在中に逃亡。
 偶然出会った新聞記者が、最初はそれとは気づかず、気が付いてからはスクープの種としてローマ市内の観光を共にする。
 やがて二人は恋に落ち...


 見た人間全てをヘプバーンのファンにする、という意味合いにおいて、私はこの映画を、究極のアイドル映画だと思う。
 同時にこの映画は、その相乗効果によって究極のローマ観光勧誘ヒルムと化している。

 公開当時、美容院にヘプバーンの写真を持って「この髪型にしてくれ」と言った人が多かったと聞くが、それよりも「真実の口」に手を突っ込み、「スペイン広場でジェラード」を食べ、「ベスパに2人乗り」した人がどのくらい多いのだろうか?

 今回の修復によって、いままでは潰れていた場所もある程度見えるようになり (それでも、細部が潰れている場所は少なからずあるが)、特徴的な、役者の表情を顔のアップで追う演出の小技も分かりやすくなった。
 それ故にヘプバーンの可愛らしさも。

 このあたりのテクニックは、「アイドル出しときゃ良いや」的な駄作を連発する最近の邦画に見習ってもらいたいね。


 なお、OP クレジットに脚本家としてフランク・ダラボンの名前が登場していたので (公開当時は狂気の赤狩り真っ最中。対象だったダラボンは映画に被害が及ばぬよう名を隠した)、修復だけではなく、細かく修正が入っているのかもしれない。
 とは言え、ちなみにスペイン広場では、やっぱりタイムワープするし花もいつのまにか無くなる。このあたりは修正されていない。
 もちろんだが、色をつけるという愚行も犯していない。

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