パイレーツ・オブ・カリビアン
監督:ゴア・ヴァービンスキー
主演:ジョニー・デップ/ジェフリー・ラッシュ/オーランド・ブルーム
2003年/米/143分/戸田奈津子/☆☆☆
批評 見られる、けど...
敵海賊港町襲撃、主人公海賊 vs 正義の熱血漢のチャンバラ、海賊船同士の砲撃戦等、実に燃える画が山盛り。
だがしかし。その燃える映像を支えるだけの脚本が無い。
展開が致命的に矛盾しているのではなく、説明がなくて分からない事だらけなのだ。
彼らはどうやって呪いを解く方法を知ったのだろう?
なぜ“その血”でなければならないのだろう?
元々呪われた連中は、果たしてその後どうなったんだろう?
なぜ金貨が揃っているんだろう?
金貨を奪うとすぐに呪いがかかる、というのであれば、なぜそれを武器として利用することを誰も考えなかったのっだろう?
裏切り者の海賊たちが呪われていることを、裏切られた海賊とその仲間達はなぜ知っていたのだろう?
なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?
観客を置いてけぼりにするような、恐るべき勢いで進む物語は、映像カッコイイ!!ただそれだけの映画にしてしまった。
なんとまたもったいない。