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フォーン・ブース
監督:ジョエル・シューマカー
出演:コリン・ファレル/フォレスト・ウィテカー/ケイティ・ホームズ
2003年/81分/松浦美奈/☆☆☆☆

批評 最後にフォーローがあれば完璧だった!

 電話ボックスに掛かってきた電話を取ってしまった一人の男。
 電話の向こうの声は言う。

 「ライフルで狙っている。電話を切ればお前を殺す」

 電話の向こうにいるのは誰なのか?
 極限状態の中で、命をかけたやりとりが始まる!!


 ほぼ全編にわたって電話ボックスと、その周囲十数メートルで展開される異色のサスペンス映画。
 それだけの空間で物語が造られているにもかかわらず、81分間、飽きることはまったくない。まさに脅威の脚本、脅威の演出であると言えよう。

 とは言え、残念な部分もある。
 まず、脅迫者が狙撃にレーザーサイトを使っている事。
 これによって、電話ボックスを包囲している警察が、この騒動の中心が電話ボックスにこもって何者かと話している男ではなく、脅迫者 = 電話の向こうの人間であることを知る。
 それは良い。
 だが、包囲線の人間をレーザーサイトで狙っている上、電話ボックスの片面のガラスに弾痕があるのだ。
 周囲をビルで囲まれているということは、脅迫者が隠れている場所の方向は、ある程度絞り込める。
 カメラが周囲を舐める必要は無い。

 銃関係では、他にも数点問題がある。
 だが、最大の問題は、犯人の犯行動機と、自分の行動の矛盾だ。

 なぜ自分が無関係な人間を射殺することは是なのだ?

 見ている間は、画の迫力と見事な演出でごまかされるが、見終わって冷静になると「ん?」という部分がチラホラ。
 もっと単純な映画ならそれでも良いのだろうが、この手の映画ではちょっと厳しいと言わざるをえん。

 とは言うものの、この映画の出来は上々。一見の価値があると言えよう。

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