貴殿は
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映画批評・弐

最低映画への
有罪判決

その小屋
どうだった?

徒 然 草

掲 示 板

ゲロッパ
監督:井筒和幸
出演:西田敏行/常盤貴子/岸部一徳
2003年/日/112分/☆

批評 何にも残らない

 刑務所行きを明日に控えたヤクザの親分が、25年前に生き別れた娘に会いに行こうと奔走し、子分達は親分が愛して止まないジェームズ・ブラウンと直に合わせるべく誘拐を計画し、日本政府は“何か”を追って内閣調査室を動かしている。
 という三本の物語が平行して進行する。

 んだが、この三本が上手く絡まないままバラバラに進行する。

 前々作「のど自慢」も複数のエピソードがバラバラに進行する駄作だったが、それでも「のど自慢番組」を軸に進んでいた。
 んが、今回は軸となっているジェームズ・ブラウンの存在が非常に弱く、バラバラ感が尋常でなく強い。

 あげく、その個々の流れもムチャクチャだ。
 親分がムショ行きになったその理由は最後まで分からんし、5年の刑期と云う台詞があるが、今生の別れのような台詞もある。
 途中で二回もネタをフっているジェームズ・ブラウン名古屋公演はどうなった?
 蒲郡から東京、新幹線で間に合うか分からんような時間なのに、なぜ車で間に合う?
 最後、実はどの流れとも全然関係の無かった偽ジェームズ・ブラウンは、なぜ内閣調査室に抑えられている?
 まったく意味が分からない。

 そうした、あらゆる無茶苦茶を実証するかのように、見終わった後に特にどこも印象に残っていない。最低映画でも傑作映画でも、それを決定付ける瞬間があるが、この映画にはそうした瞬間さえない。
 淡々と、ただつまらない。

 井筒監督。人の映画に意味不明の批判を展開する前に、自分の映画をもっと冷静に分析するべきではなかろうか?

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