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スターウォーズ エピソード2 クローンの攻撃
監督:ジョージ・ルーカス
出演:ヘイデン・クリステンセン、ナタリー・ポートマン、ユアン・マクレガー
2002年/米/142分/戸田奈津子/☆☆☆

批評 前作よりゃはるかにマシ

 前作のように、台詞でダァラダァラと説明する愚は犯さなかったし、アクションシーンのカメラワークもよくなっている。
 グラフィックワークステーション (エンディングロールにコンピュータメーカーのロゴが見あたらなかったのは気のせいか?まぁ SGI だろうけどね) の性能が良くなったからだろうか?フル CG のアクションシーンで、これだけの勢いでカメラが動くのは驚愕に値する。
 「ファイナルファンタジー」の製作者は、この映画を見て CG 映画の作り方を勉強すべきだとさえ思う。

 とは言うものの、こうしたアクションシーン意外に見るべき部分がないのは問題だ。
 たしかに「スターウォーズ旧三部作」と呼ばれる作品のドラマもかなり御粗末なシロモノだった。しかし、それはここまで酷かっただろうか?

 最悪なのは物語の核になっている、アナキンとアミダラの恋愛部分。
 要約すると、ジェダイの騎士として禁欲生活をしていたマザコン男が、年上の女性に恋をして、禁欲生活をしていたその女性も側にいた若い男 (同年代のヒューマノイド型男性キャラが異様に少ない) がマザコン男だけでついつい惚れちゃって。だけど二人は運命に翻弄されるとい  はっきり言って「タイタニック」の恋愛部分を越えるつまらなさだ。「タイタニック」の場合は、前半の船の説明と、後半の沈没シーンの卓越した演出に対して、手堅くまとめた恋愛部分がギャップになってしまっていた。
 しかし、あの手堅い演出には、むしろあれくらいベタベタな演出でも合っていたと言えるし、アクションシーンとの分離が完全になされていたので、ギャップは最小限に押さえられていた。
 対してエピソード2ではどうだろうか?
 恋愛シーンと、他の惑星で進行する暗黒郷の陰謀が平行して描かれる。切り変わりはたしかに分かりやすい。毎回毎回引き画で場所を見せてから寄り画になるからだ。飽きるほど同じ演出でシーンを切り替える。
 何度も何度も切り替える。アクションシーンと恋愛シーンを。見てるこっちはそのギャップに翻弄されるしかない。

 話題、と言ってさしつかえないだろう。アクションを披露するヨーダだが。これはジョークだ。かなりたちの悪い。
 それまで杖を突いてヨボヨボと歩いていたヨーダが、ライトセーバーを持った瞬間から電光石火の早業を見せてくれる。
 そのギャップが笑える。アクションが終ってからもまったく息を乱さずにいるし。杖をまた突き始めるし。
 なんであそこまでしておいて、デューク伯爵 (クリストファ・リーが演じているのだが、「ロード・オブ・ザ・リング」の白のサルマンと役がかぶってるのに失笑) がヨーダに止めを刺さないのかも分からん。スタコラ逃げとる場合か!!


 結論。
 たしかに「エピソード1」よりははるかに面白い。しかしそれ以上ではない。
 そもそもこれは映画なのか?ILM の技術プロモーションヒルム (DLP だったからヒルムは使ってないが) なのではないか?という疑問が頭から離れん。

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