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監督:ブレッド・アンダーソン
出演:ピーター・ミュラン/デヴィッド・カルーソ/スティーヴン・ジェヴドン
2001年/米/100分/岡田壮平/☆☆☆☆

批評 脚本はあと一息、恐怖は最高

 現在は閉鎖された精神病院。
 屋内のアスベストを除去するためにやってきた除去業者の5人は、病院の持つ狂気に徐々に犯されて行く...

 映画の主人公とも言うべきダンバース精神病院跡地は実在する廃虚らしいが、これが最高の舞台。
 実在の光、影、埃といったものの放つ、禍禍しさはこの映画の恐怖を煽り立てるには十分。このあたりが、一部でスタンリー・クブリック「シャイニング」と比較されている理由なのだろう。
 役者も良かった。演技は上手いけど、派手さに欠ける、地味な役者ばかり。
 なにが起きるか分からない不安感のある不気味な廃虚の中で、彼らは裏に一癖ありそうな役を見事に演じる。
 これは、映画が廃虚で発生する心霊現象ではなく、不気味な閉鎖空間で徐々に狂気に犯されて行く登場人物に十分な説得力を持たせることに成功した。

 とは言うものの、この映画は脚本が今一つ。もうちょっと練り込みが欲しかった。
 ホラーやサイコサスペンスにおぴて、ニーチェの「深淵を覗き込むものは注意せねばならない。深淵は、覗き込むものを等しく覗き返す」という言葉は、古典的ではあるが有効だと思う私としては、登場人物の一人が作業中に偶然見つける診療テープが、状況説明以上の役割を担っ
 全体としてはかなり恐い映画に仕上がってると思うけどな。

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