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映画批評・弐

最低映画への
有罪判決

その小屋
どうだった?

徒 然 草

掲 示 板

模倣犯
監督:森田芳光
出演:中居正広/藤井隆/山崎努
2002年/日本/分/☆☆

批評 なんじゃこりゃ?

 なにが面白いんだかがさっぱり分からない。

 映画前半は被害者側の視点から物語が語られ、映画後半は犯人たちの視点から同じ時間が語られるという構成は、なんでそうしたのかの明確な理由が見えない。

 中盤の物語展開も十分に理解不能だが、犯人が断定されるシーンはこの映画最大の謎と言っても過言ではない。説得力が無いのだ。
 映画はその後、凄惨を極める。本来ならクライマックスに向かって盛り上がらねばならないはずなのに、だ。

 続く TV 番組での追求も、なんであぁいう追求の仕方になったのかの流れが分からない。原作では犯人の性格を推測し、なぜ彼が犯人なのかを論理的に解明して行くため、「TV 番組中に、あの方法で追求する理由」というのが明白になっている。
 しかし映画にはそうした流れが無い為、あまりにも唐突になっている。
 映画の中で犯人がそれを突っ込んでいるのあたりからは、もはやコメディーなのかとさえ思うほどだ。一部で衝撃のラストと表現されていたが、むしろ笑撃のラストと言うに相応しい。

 警察が最後まで犯人に肉薄することが出来ていないのもよく分からん。
 正確には、肉薄出来ているんだか出来ていないんだかが分からない、と言うべきか。これは警察の描写が中途半端だからだな。
 捜査会議を中途半端に描写したのがアダになっている。
 会議中に携帯電話を鳴らしたりするのは、おそらく遊びのつもりなんだろうけど滑りまくっている。笑えない。


 たしかに、犯人が声をリアルタイムでデジタル化して声紋を採れない様にするというアイディア (キーボード入力でサンプリング音声を出力したほうが確実だと思うし、逆探知しない、あるいは出来ない理由の説明にはなっていないが) や、数か国語で話すシーンなどは非常に映画  犯人がどうやって警視庁のシステムをクラッキングしたのか分からないし、それだけの実力を持つクラッカーにしてはコンピュータに対する知識にムラがありすぎるのは最たる例だろう。まぁ警視庁の技術屋はもっと馬鹿揃いのようだが。

 結局この映画は、馬鹿ばっかりということだ。
 なお主要登場人物は、山崎努を除いてさして記憶に残る演技をしていなかったことをここに書きとどめたい。

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