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ニューヨークの恋人
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:メグ・ライアン/ヒュー・ジャックマン/リーヴ・シュレイバー
2001年/米/戸田奈津子/118分/☆☆☆

批評 良くも悪くも

 ロマンティックコメディの女王、メグ・ライアンの最新作。
 あるいは一部でハンサムだと言われているヒュー・ジャックマンの最新作。個人的にはヒュー・ジャックマンはカッコイイ系であってハンサム系ではないような気がするのだがな。

 19世紀末。英国からニューヨークに移住してきた行動が完璧な英国貴族が、21世紀の現代にタイムスリップ。
 そこで出会ったバリバリのキャリアウーマンとの恋物語。

 良くも悪くもロマコメ。
 物語の矛盾をいちいち付くのはヤボというものだろう。
 最後にキーワードになる“写真”が、あの物語の展開だと撮影することが出来ないという、かなり致命的な欠点はどうにかした方が良いと思うけどね。

 物語中で面白いのは、一つは貴族の行動そのもの。
 ジェネレーションギャップの楽しみ方だ。
 レディーファーストを自然と心得、常に姿勢を正している。
 女性に花を贈るには花言葉から選び、手紙を書くとなれば羽根ペンで。食事に誘えば蝋燭に照らされ、バイオリンの生演奏付。
 もう、同性の人間からすればイヤミなほどに洗練された人間と言えよう。

 もう一つは、「おるおるこういうヤツ」と思わせる駄目男の描写。
 いるよね〜、彼女 (あるいは片思いの相手) の前で間違った知識を披露する男。
 私も映画館で幾度と無くそういうのを目撃してきたよ。その旅に撃破したくなる衝動と闘うハメになった。
 など、ニヤリとさせられまくり。

 こういう小技は非常に面白い。
 もうちょっとプロットを丁寧に作れば、あと一段面白くなって、記憶に残る映画になったと思う。この完成度では、よくある、それなりによく作られたロマンティックコメディに過ぎない。


 余談だが、見る前に「ティファニーで朝食を」を見ておくことをお勧めする。
 ついでにテーマ曲の「ムーン・リバー」の全訳を知っておくとより素晴らしい。それを知っていると、途中の展開がニヤリと出来るってだけなんだがな。
 もちろん、途中で解説 (っぽいもの) が入るから、展開を追う分には問題ない。

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