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監督:クリストファー・ノーラン
出演:アル・パチーノ/ロビン・ウィリアムズ/ヒラリー・スワンク
2002年/米/119分//☆☆☆

批評 王道すぎるサスペンス

 アラスカで発見された髪を現れ、爪を整えられた少女の遺体。
 捜査協力のためにロス市警から派遣されてきた刑事は、相棒を誤射し殺し、その事実を隠蔽してしまう。
 己の罪と、アラスカの白夜から生まれる不眠症。そして連続殺人犯に追い詰められてゆく。

 良く出来た映画だ。非常に良く出来た映画だと言える。
 ノーランは前作に続いて“取り付かれた男”を描き、優れた演出手腕で全編をみせようとする。しかしそこに落とし穴があった。

 犯人当てであろうと、動機当てであろうと、知能戦を繰り広げるのであろうと、相手の次の一歩を予想すること、その予想を違和感無く裏切ること。また、刑事であれば一歩ずつ相手との距離を埋めてゆくその過程。それがサスペンスであるはずだが、この作品の脚本はスタンダー
 ストレートストーリーであるべきではないサスペンスにおいて、ストレートで挑んでしまったのだ。これをミスと言わずして何をミスと言おうか?
 残念ながらクリストファー・ノーランの卓越した演出も、アル・パチーノのいつも通りの抑制が利いた演技も、ロビン・ウィリアムズの不気味な悪役っぷりもそれを補うことは出来なかった。

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