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ヒューマン・ネイチュア
監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:パトリシア・アークェット/リス・エヴァンス/ティム・ロビンス
2001年/米・仏/96分/石田泰子/☆☆☆

批評 この脚本家の欠陥か

 ホルモン異常で体中に毛が生え、それを気にしない生活を送るべく森での生活を送る女。
 野生育ちで、自分を猿人だと思い込んでいる男。
 やたらマナーに厳格な養父母に育てられたことがトラウマとなり、ネズミにマナーを教える実験に打ち込むことになった博士。

 オトコを求める本能により人間の生活に復帰し、博士と知り合った毛深い女は、ハイキングに来た森で猿人男と出会う。
 猿人男を人間にするべく、マナー教育を始める博士は、その中で自分の女房が実に“毛深い女”であることを知ってしまい、その反動で研究員の女性と不倫関係に陥る。
 はたして彼らの物語の行く末は!?

 「マルコヴィッチの穴」の脚本家が送る作品。
 脚本家が同じということもあってか、あの作品と同様前半と後半の剥離が酷い。
 前半はたしかに面白い。変人が次々に出てきて、怒涛の勢いで物語は進行する。あまりの憩いに、時折「えっ!?いつのまに?」と思うような状況変化が起きるときもあるが、まぁノリを考えれば十分に許せる。

 だがしかし、後半はそうとも言っていられなくなる。
 物語が収束に向かうに連れ、喜劇的な内容の物語は悲劇色を帯び始め、その悲劇が人類批判、文明批判に向かって行く。
 ハイテンポ、ヘイテンションの物語からそんなことをやっても上手くまとまるはずも無く、その変化の度合いに見ているこっちに悲劇が押し寄せる。

 どうせ人類批判、文明批判をするなら、もっと強烈なブラックユーモアで彩ってしまえばそのままのテンションを保てて、面白かったのではなかろうか?

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