9デイズ
監督:ジョエル・シュマッカー
出演:アンソニー・ホプキンス/クリス・ロック
2002年/米/117分/戸田奈津子/☆
批評 ありふれた一本の駄作
ロシアから紛失した携帯用核弾頭をめぐる裏取引の中、取引を進めていた CIA 局員が殺される。
なんとしても取引を進める必要の有る CIA は、急遽双子の弟を訓練して任務に就かせる。
とにかく登場人物の頭が悪く、その場その場でなにも考えずに行動しているとしか思えん。
情報を収集し、相手の次の手を読み、それに対応する方法を考え...という流れを表面上しかやっていない。
ならばアクションシーンはどうだろうか?
脚本が悪くとも、有無を言わさぬ迫力で押していれば見られる作品にもなろう。
だがこの映画はアクションシーンもガタガタ。
カメラが寄り過ぎている。
アンソニー・ホプキンスの懸命のアクションシーンも、顔ばかり撮るのでその迫力がまったくいかされていない。
ジェリー・ブラッカイマー製作映画には毎度の駄作と言えよう。