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アリ
監督:マイケル・マン
出演:ウィル・スミス/ジェイミー・フォックス/ジョン・ボイド
2001年/米/岡田壮平/158分/☆☆☆☆☆

批評 誰よりも自分らしく

 ベトナム戦争での徴兵を拒否し、反逆罪に問われ、ボクサーライセンスを剥奪され、チャンプの座を追われた男、モハメド・アリ。
 その彼を、誰でもない自分らしく生きようとした一人の男の物語として、この映画は描く。

 その為なのか、この映画はアリという人間の中にあったであろう心理的な葛藤を描こうとしない。内面を描こうとしない。
 アリを英雄として崇め奉ることはなく、苦悩する人間として描くことに終始する。
 同時にアリという人物をつかみ所のない人物として描いてしまうことになったのも確かだ。ただこれは、アリの現役時代の再現という意味では、この手法も有効だと思う。

 有効だとは思えなかったのは、時代背景などの行うべき、あるべきであろう説明がないことだ。
 それともマルコムXやネイション・オブ・イスラム教。キング牧師などの知識はアメリカ人の間ではごく普通に知っておくべきことなのだろうか?
 このあたりは国の違いもあるのかもしれないので、あくまでも私が“有効だとは思えない”部分と言えるのかもしれない。


 アメリカのベトナム戦争当時の人種差別問題 (今でも抱えているようだが) や、宗教問題はもちろん、ある程度、アリという人間の知識もないと分からないと思う。
 ということで、誰にでも進めることの出来る映画ではないようだ。

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