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監督:テイラー・ハックフォード
出演:メグ・ライアン/ラッセル・クロウ/デイビッド・モース
2000年/米国/135分/☆☆

批評 感情移入できぬサスペンスっぽい映画

 誘拐された夫を救出しようとする妻と、それを無償で手伝う凄腕の交渉人。
 彼の使命は、命がけで彼女を守り、夫を救出すること。しかし、決して恋に落ちないこと−

 保険会社で働く凄腕 (たぶん) の交渉人であるラッセル・クロウは、なぜ故会社を辞めて (いるんだと思う、もしやめてなくても首は確定) まで、無報酬でメグ・ライアンの夫を救出しようとするのかがよく分からない。
 ただの良い人ってだけで、それまでの人生のすべてを捨て去るだろうか?

 メグ・ライアンにも謎は付きまとう。そもそも会社が崩壊していて、ついでに身代金の捻出でギリギリまで金を捻出している状態で、いったいどこから生活費を捻出しているのか?黒澤明「天国と地獄」はそのあたりもキチッと書いてあったんだけどねぇ。
 致命的なのは誘拐された夫デイビッド・モースとの夫婦仲が良いのか悪いのかわからない。
 過去にしこりがあるのは冒頭から分かっているし、それが実はそう前の話ではないことも中盤でわかる。しかしそれらの事実を横につなげても、仲が良いのか悪いのか分からない。

 反面、ラッセル・クロウの同僚デイビット・カルソーは自分が作ろうとしている会社の宣伝で協力しているという至極分かりやすい動機がある。
 誘拐されているデイビッド・モースも、この状況ならとっとと脱出したいやねと思わせる。
 んが、物語の主役はあくまでもメグ・ライアンとラッセル・クロウ。

 背景が見えない状況下でのこの物語は、飛び切りのお人よしなラッセル・クロウが、夫が誘拐されていても男といちゃつく尻軽女メグ・ライアンのダラダラアクション映画にしか見えない。

 とても退屈な映画であった。

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