貴殿は
1999年5月2日以来
Counter
人目の挑戦者だ

表  紙

更新履歴

新 日 記

全映画批評

映画批評・壱
2015年版
2014年  2013年
2012年  2011年
2010年  2009年
2008年  2007年
2006年  2005年
2004年  2003年
2002年  2001年
2000年  1999年

映画批評・弐

最低映画への
有罪判決

その小屋
どうだった?

徒 然 草

掲 示 板

クリムゾン・リバー
監督:マチュー・カソヴィッツ
出演:ジャン・レノ/ヴァンサン・カッセル
2000年/仏/106分/松浦美奈/☆

批評 脚本をもっと整理しましょう

 雪山で発見された氷付けの死体。
 荒らされた、十数年前交通事故で死亡した少女の墓。
 無関係に見える二つの事件が、ひとつの地名で結ばれる。
 発生する第二の殺人。誰が、何のために。閉鎖的な街と、そこに君臨する大学。
 事件の真相は、雪山だけが知っている...

 原作物の悲劇では無かろうかと思う。
 なにぶん説明不足なのだ。途中で出てくる思わせぶりな台詞、思わせぶりなカット。
 解決されるものに関しては、ほとんどが一言で。解決されない謎は最後まで解決されない。
 最大の謎は、殺される三人の遺体の状況。
 なぜ三体とも別々の殺され方をしているのか。それらに暗示されたものはなんなのか?
 抉り出された眼球の謎。最初の二体はなぜ氷付けだったのか?
 さらに、二体目はどうやってあの場所で氷付けにされたのか (まぁこれは、「犬神家の一族」みたいなもんだと言われればそれまでだが)?
 三体目はなぜ十字にかけられていたのか?(余談であるが、手のひらに杭をうっているあの十字貼り付けは間違っている。杭は手首に打たれる。そうでないと、強度的に体を支えられず手首からもげる)
 さらに、思想的にナチに汚染された大学という設定は、地元と密着した大学という台詞と重なって、この地方一帯がナチ思想に汚染されているということが予想される。
 そのあたりの説明が無い。だれも気にもしない。
 大学の構内で司法解剖が行われる。事件の調査を妨害したいはずの大学の構内で。
 全編そういう風にしか進行しない。

 ミステリー映画は、矛盾したら終わりだと思うよ。少なくとも私はね。

戻る