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監督:リドリー・スコット
出演:ラッセル・クロウ/ホアキン・フェニックス
2000年/米国/分/☆☆☆☆

批評 リドリー・スコットにしては珍しく過剰な演出が鼻につく

 「エイリアン」「ブレードランナー」と、どちらかといえば押さえ気味の演出が花だっただけにちょっと意外な感じも受けるが、まぁそれもまた良し。
 冒頭の合戦シーンは見事。雪の舞う森の中での殺し合いは、残念ながらダイナミズムという意味では「ブレイブ・ハート」に及ばぬ物の(カメラのサイドスライドやらハデなティルトなどは平原戦闘での特権だが)、その迫力という意味では、勝とも劣らない。
 ロングカットで撮られる田舎の光景。光と風の見事な映像。さすがリドリースコット。美しい画を作ってる。
 その後の拳闘場での戦闘も、主人公の精神的葛藤と、戦いそのものの迫力が見事な調和を見せる。ただ惜しかった。「スパルタカス」と、「ベン・ハー」さえなければ傑作的なシーンだったろうに、悲しいかな前例のあるシーンになってしまった。
 続くローマ市街のCGもいただけない。別の場所で予算を使いすぎたのだろうか、それともプロダクションが能力以上の結果を求められたのか定かではないが、ヒドイ完成度。ヒドすぎる完成度。ただでさえ難しいCGの“引き”なんて、実写とカラーバランスさえとれてません。いや  ついでに言うならば最後の拳闘試合もかなり疑問。
 「国王が殺し合いをやる」というのはあまりにもやりすぎだし、なにより試合途中で出てくる虎がいただけない。あぁいうのは一匹だから怖い。複数出てきても画の中になじんでしまうので怖くない。
 それでも十分に金払って見る勝ちのある映画。
 リドリー・スコットは次回が「ハンニバル」(「羊たちの沈黙」の続編、前作の監督ジョナサン・デミは降りてしまった)。さて、復活したリドリー・スコットはどんな画を見せてくれるのか?それは楽しみになった。


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