−本文章は、一切の敬称を省略している−
其ノ弐 : 一時離脱
〜間違って消しちまったので書き直した版〜
1. 一時離脱 <嵐の前の静けさ>
開会式の後も、ホール企画は進行中。
開会式の中に含まれていなかった、星雲賞の授賞式も、ある。
が、時間的冒険を犯さぬ為にも、ここで離脱を決断。
実際には、もうちょっと、時間的な余裕はあった。
などという事は、全てが終わった今だからこそ言える言葉であると言えよう。
会場を離脱し、携帯電話で唯一オプション契約を結んでいる EZ-Navi Walk を起動。
au の歩行ナビゲーションシステムで、周辺の店舗検索も行える代物。
旅行中、脇道を発見するとついつい曲がってしまい、ふと気が付くと「ここはどこ!?」となっている事の多い私のような人間には便利な代物だ。
今回は、店舗検索で写真をキーワードに検索。
これで現像の受付窓口になっているカメラ屋を検索できるだろう。
発見した店を回るも、雲台のみは無し。
やむを得ぬ。地下鉄みなとみらい線を使って横浜駅まで離脱。
二店ほどまわるが、雲台のみは、やはり売っていない。
時計から逆算して、一瞬、確実に物の置いてある有楽町のビックカメラまで移動することを真剣に考えたが、さすがにあまりにもロスが大きい。
背に腹は変えられぬか。
念のためチェックしておいた、回った店でもっとも安い三脚を購入。
安いものには安いなりの理由がある事など頭の片隅にも思い浮かばなかった。
普段使っている三脚も、安物であるが故に。
カメラバックを抱えていたのが効いたのか、購入した店で「箱は、どうします?」と聞かれる。無論、即時使用するため捨ててもらい、本体と三脚ケース、そして保証書のみ受け取る。
それを抱え、再び地下鉄へ。
空いている地下鉄の車内で DV を取り出し、テープ交換。
SONY「DCR-TRV70」は、機能的な不満は少ないのだが、雲台を外さないとテープの出し入れが出来ないのは欠点だ。
話によると、SONY の DV はそういうデザインのものが非常に多いらしい。
もっとも、普通に家庭で使う時には、三脚にくくりつけて、頻繁にテープを交換する事など無いんだろうがな。
空いている車内で DV のセットアップを終了し、バックにしまいこみ、しばし脱力すると、みなとみらい駅に到着。
途中の店で昼飯 (抜いていた朝食という説もある) を購入してから、再度会場に。
2. 再突入 <灼熱への待機>
メインホール手前で脱力していると、顔見知りの時刊新聞社の人と遭遇。
今年の実行委員会の混乱状況をさらに聞いていると、奥のメインホールから出てきたと思しき腐れ縁面子と遭遇。
星雲賞の挨拶は、相変わらずぶっ飛ばしで面白かったという話を聞かされる。
時間から逆算し、やはり星雲賞の挨拶くらいは聞いておくべきだったかっ!!
と悔しがるも、全ては過ぎ去りし時の話。どうしようもない。
無駄話をしつつ、今日の今後の予定を話す。
fennek の DV と、DAM_mark2 の IC-Recorder のおかげで、重なった企画に頭を悩ませる必要が少ないのは良い。
すごく良い。
という事をつくづく思う。
さぁて、出撃っ!!!!